ホームページのアクセスを増やす方法|小さな会社でもできる基本の工夫

会社のホームページを公開したものの、「なかなかアクセスが増えない」「見てもらえていない気がする」と悩む担当者は少なくありません。
特に広告に大きな予算をかけられない中小企業や個人事業では、自然にアクセスを増やす工夫が求められます。実は、アクセスを伸ばすために必ずしも専門的な知識や高額な施策が必要なわけではありません。
基本的なポイントを押さえれば、小さな会社でも少しずつ確実に成果を出すことが可能です。この記事では、初心者でも実践できる「ホームページのアクセスを増やすための基本的な方法」を整理してご紹介します。
情報を定期的に更新してサイトを「生きた状態」にする
ホームページは作った瞬間が完成ではなく、その後にどれだけ情報を更新し続けるかで成果が大きく変わります。公開したまま数か月、数年と放置してしまうと、検索エンジンからもユーザーからも「動きがないサイト」とみなされ、アクセスは次第に減少していきます。
逆に、定期的に新しい情報を追加すれば「生きたサイト」として評価され、検索で見つかりやすくなるのです。
更新といっても大きなリニューアルを行う必要はありません。まずは、会社概要や営業時間、料金体系など、基本情報に変更があった場合は必ず反映させることが重要です。
これを怠ると、誤った情報を見たお客様とのトラブルにつながり、信頼を損なう恐れがあります。最低限でも、年に1〜2回は情報の見直しを行うと安心です。
さらに効果的なのが「最新の取り組みを発信する」ことです。たとえば施工実績や事例紹介、新しい商品やサービスの案内、イベントやキャンペーンのお知らせなど。
こうした情報を追加するだけでも「この会社は今も活動している」という印象を与えられます。
更新の内容は長文である必要はなく、写真と数行の説明だけでも十分です。重要なのは「定期的に情報が追加されている」という事実です。検索エンジンはその動きを評価し、ユーザーは会社の姿勢を感じ取ります。
ホームページを生きた状態に保つことは、アクセスを増やすための第一歩です。小さな更新の積み重ねが、信頼と集客につながる大きな力になるのです。
ブログ記事で検索ニーズに応える
ホームページのアクセスを増やすためには、単なる情報更新にとどまらず、ユーザーが実際に検索している言葉に応えることが欠かせません。その役割を担うのがブログ記事です。
検索結果は「ランキング」のような仕組みで成り立っています。
ユーザーが入力したキーワードに対して、Googleが「どのページが最も役立つか」を評価し、順番をつけて表示しているのです。
したがって、同じ業界内でライバル会社が需要のあるキーワードを含んだ記事を更新し、自社が更新を止めたままでは相対的に順位が落ちてしまう可能性があります。
ここで重要なのが、需要のあるキーワードを意識した記事作成です。
たとえば工務店であれば「リフォーム 費用 相場」「〇〇市 キッチンリフォーム 事例」といった具体的な検索語、飲食店であれば「ランチ 人気 メニュー 〇〇駅」といったように、実際にユーザーが検索しそうな言葉を含めて記事にすることが効果的です。
これによりサイト全体の網羅性が高まり、検索エンジンからも評価されやすくなります。
さらに、ブログは時事性のあるテーマにも対応できます。季節ごとのお知らせや、業界で話題になっている内容を記事にすれば、「今欲しい情報」を求めるユーザーに届きやすくなります。
このように、ブログは単なる更新手段ではなく、検索ニーズに応えるための大切な入り口です。
需要に沿った記事を積み重ねることで、アクセス数は着実に増えていくのです。
SNSやGoogleビジネスプロフィールと連携する
ホームページのアクセスを増やすためには、検索からの流入だけに頼らず、外部の入り口を広げることも大切です。その代表的な方法が、SNSとGoogleビジネスプロフィールの活用です。
SNSは、リアルタイムで情報を届けられるのが強みです。
FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などで日常的に発信し、その投稿からホームページへ誘導すれば、新しい訪問者を増やすきっかけになります。
特に、写真や動画を用いた投稿は視覚的に伝わりやすく、飲食店や小売業、サービス業など幅広い業種で効果的です。
また、SNSで得られた反応をもとに、ユーザーが関心を持つテーマをブログ記事に展開することもできます。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、地域での検索に強い集客手段です。
会社名や業種で検索した際に地図と一緒に表示される情報は、ユーザーが最初に目にする入口になります。営業時間や写真、口コミを充実させておくと、ホームページへの誘導効果が高まります。
さらに、投稿機能を使ってブログや最新情報を紹介すれば、検索結果から直接アクセスを増やすことが可能です。
重要なのは、ホームページを中心に据えて外部媒体とつなげることです。SNSやGoogleビジネスプロフィールで発信した情報を最終的に自社サイトへ誘導することで、詳しい内容を伝えられ、問い合わせや申し込みにつながりやすくなります。
つまり、検索エンジンだけに頼らず、SNSやGoogleビジネスプロフィールを活用して複数の入口をつくることが、アクセス増加の大きな力になるのです。
アクセス解析で改善のヒントを見つける
ホームページのアクセスを増やすには、闇雲に更新や発信を続けるだけでは効果が見えにくくなります。
そこで欠かせないのが「アクセス解析」です。どんな人が、どのページを、どれくらい見ているのかを把握することで、次にどんな改善をすべきかが明確になります。
代表的なツールとしては Google アナリティクス と Google サーチコンソール があります。
アナリティクスでは訪問者数や閲覧ページ、滞在時間などが分かり、サーチコンソールでは「どんな検索キーワードでホームページに訪れたか」や「検索順位の推移」を確認できます。
これらを組み合わせることで、アクセスが伸びているページとそうでないページの違いを把握できるのです。
たとえば、特定のブログ記事にアクセスが集中している場合は、そのテーマに関連した記事を増やすことでさらに集客につなげられます。
逆に、アクセスがほとんどないページはタイトルや内容を見直すことで改善の余地があります。つまり、解析データは「次に何をすべきか」を教えてくれる道しるべなのです。
アクセス解析を難しく考える必要はありません。
最初は「どの記事がよく読まれているか」「どの検索語で来ているか」だけでも十分です。小さな気づきを積み重ねることで、効率的にアクセスを伸ばすヒントが見えてきます。
アクセス解析は、ホームページを「感覚」ではなく「データ」に基づいて改善するための基本。
定期的に確認する習慣を持つことで、無駄のない運用が可能になり、アクセス増加につながるのです。
投稿者プロフィール

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